・・・あなたもやってしまいましたか。
私は、やってしまいました。。。
プラグホール
壊した…
デカデカとすみません。
ロビンエンジンを整備していた時の事。
エンジンのプラグホールを壊してしまいました😂
ひっじょーーーに
困りましたw
ということで、修理することが叶ったので
記事に致しました。
恐らく、プラグホール壊れて
落ち込んで?いると思いますが
大丈夫です、治ります
治しました☺
車でも、バイクでも修理方法は
ほぼ変わりませんから
お役に立てれば幸いな記事でございます
プラグホールをナメた
ロビンエンジンが調子悪いので
整備をしていました。
プラグも交換するので
なんの気無しに、プラグを差し込み
締めていると
トゥルン・・・・
え?どういう事?
再度入れました。
・・・・空回りしてる??
うわぁぁぁ・・・・😂
初めてプラグホールをナメました。
バイクや自動車はそんなことしたこと無かったのに
それこそ、プラグ交換を
舐めてかかったということでしょうか(´・_・`)w
直す方法は?
この記事に来られている方は
ある程度ご存じでしょう
1.プラグタップにてねじ山修正(安価)
2.プラグホールのヘリサート
(リコイル)処理(中)
3.ヘッドの交換(無理)
どうしたって
1か2しか、選択肢ないですよねw
1.プラグタップにてねじ山修正
調べてたら
いろんなのあるんですよ
その中で良いなと思えたのは
この2つ
私は下の黒い方を買いました
そして、タップ処理をした結果。
リコイルの記事書いているくらいですから
ダメだったんですよw
何故か??
下記画像をご覧ください
これ、オレンジの矢印と赤の矢印で
ねじ山状況が異なります。
どうやら「赤」は本来の山
「オレンジ」は壊した山
のようです。
なんか、おかしいんよなぁ・・・
ちなみに、プラグタップも
お亡くなりになりました(´・_・`)
山が全潰れしました
2.ヘリサート、リコイル処理
前座はさておき
リコイル処理です
ちなみに、リコイルって何?
って思って調べました。
リコイルという
会社が作っている
ヘリサートといえば
良いでしょうか。
調べても
リコイル
インサート
ヘリサート
どれも同じ意味で「ネジを作り直す」といった
感じです。
ただ、リコイルは「銃」のリコイルという意味でした。
- ねじ山のヘリサート(Helicoil): ねじ山のヘリサートは、ねじの補強や修復のために使用されるインサートの一種。もともとのねじが損傷したり、摩耗してしまったりした場合に、ヘリサートを使用して新しい強力なねじ山を作成することができます。ヘリサートは通常、ねじ山の内部に螺旋状に配置されたワイヤーを含むコイル状のインサートであり、これによりねじがしっかりと保持され、強度が向上します。
- リコイル(Recoil): リコイルは、主に銃器や他の発射装置の射撃時に生じる後退のことを指します。銃を発射すると、弾丸が高速で銃口から飛び出すと同時に、発射された弾丸が反作用として銃自体に逆向きの力を与え、銃が後ろにわずかに後退します。これがリコイルです。リコイルは、銃の設計や使用する弾薬の性能によって異なります。銃のリコイルをコントロールすることは、射撃の精度や快適性に影響を与えます。
2-1.リコイル社のリコイルキットを購入しました
取付プラグはTORCH E6RCF
M14×1.25の穴
取付ネジ長は12.7mm
ということで、下記を購入しました
カタログにも書いてありますが
※パイロットタップ付リコイルキット・スパークプラグ用リコイルキット・ブレーキキャリパー用リコイルキットには、挿入工具のタップハンドルは付属されていません。
↑買ったこと無い人に、意味分かりません。
一番悩んだのはこの説明でした。何か追加で必要なの?って
次で内容物説明しますね
↓カタログより抜粋
リコイルキット内容物のご紹介
M14×1.25のスパークプラグ用リコイルキット
部品番号は「38148-2」になります。
ドリルサイズがMMしか記載が無いのは
「入っていない」という意味でしょう
説明書は多言語に渡ります
図の部分は英語だけです
日本語説明書です
さて、このキットには
3種類しか入ってません。
名称のところに
- インサート
- タング
- タップ
- 挿入工具/タング折れ取り兼用
- タング折れ取り工具(M8以下に付属)
- インサート抜き取り工具
と有ります。
足りなくない??って思いました(‘ω’)
ですので、その不安を解消すべく
この記事を書く事を決めたわけです笑
パイロットタップ
下穴をあけず
元のプラグホールの山をガイドにして
インサート挿入穴を作るという
優れモノ!!
挿入工具
インサートを入れていく工具
インサート
ねじ山を作る材料です
あれ?
タング折れ取り兼用って書いてあるけど・・・
インサート抜き取り治具は?
いえ
内容物はこれだけです(‘ω’)
書いてあることが、紛らわしいのです。
カタログにも(M12以下は付属しない)
と書いてあるけど、※印が多すぎて
どれがどれを示しているのか不明確。
せめて※1 ※2とかにするべきです。
とりあえず、このキットで治すことは可能です
ラチェットとコマは必要ですけどね!!
さぁ、プラグホールを治すよ!!
本題のプラグホールの修正です☺
プラグホールにパイロットタップを刺します
一番重要なので「真っ直ぐ」入るように
最新の注意を払います
位置が悪いので、ラチェットを用意しました
コマは11MMの12角です
6角だと入りませんからね!!
ラチェットにすることによって
力がまっすぐ入れられます!!
きれいに切れました\(^o^)/
エアブローで中の切子は飛ばしましょうね!!
結構切子出ます(´ρ`)
※先に進む前に、失敗談だけ見て下さい※
このまま進めてしまうと
同じ「事故」を起こさせてしまうかも
知れませんので
コチラを挿入記事の前に入れました
ご存じなら、良いのですが
全く知らない方は
コチラに目を通してから!!!
インサート挿入に進んでください☺
プラグにインサートを合わせてみました
これでインサートを選定する
だけじゃ足りないんです
入れた後に気づいた重要なことがありました
ちょっと長いんですよ、コレ。。。
このエンジンのヘッドのネジ部は
このプラグほぼ同じ・・・
赤くなってる部分が余計なんです。。。
別記事にしてますが
こんなことして
抜き取りにならないために・・・
ヘッドのネジ部長さを測定する
長ければインサートを切る!!
インサートは、まともなニッパーなら
切断出来ます!!
100均とかのは、キツイかもしれません
固いので
以上!!インサートの取り付けに進みます!
失敗談はコチラ
インサートの取り付け方法
インサートに引っ掛けがあるので
それを下にします
これが「タング」です
挿入していきます
逆に回しても、一切戻ってこないので
一方通行ですよ!
プラグホールのツラぐらいに少しずつ入れていきます・・・
入れ過ぎた場合、戻すことは出来ません!!
慎重に入れて行ってください!!
タングを折ります
先端の引っ掛かりの部分
こちらを折ることで、ネジ山が完成します
ほっそーーいラジオペンチが必要です!!
つまんで、引っ張ると簡単に折れます
きれいに入りました(*´ω`*)
プラグ装着、点火!!
プラグを取り付けて、異常がなければ
それで大丈夫です!!
元々のネジ山より
保持力は高くなるので
安心ですね!!
結論:ツールは高いが、作業効率は最高
ヘッドをバラして修理した場合
・タペット調整
・ヘッドガスケット
が、どうしても付いてきてしまいます
それを考えたら、この方法で
慣れてしまえば20分程度でしょう
リコイルキット、最高です\(^o^)/
タペット調整とか出来ないよ!!
って人には、すごく助かる!!
ほとんど出番無いツールにはなってしまいますが
出番ばっかりあっても
困りますね!!☺
腕を疑います笑
参考になれば、幸いでございます
ではでは!!